遊牧騎馬民族匈奴の婚姻制は、137144にもあるように一夫多妻制で、嫂(あによめ)婚制、姉妹婚制を伴う。
嫂(あによめ)婚制とは、父の死後、息子が生母以外の父の妻全部を娶ったり、兄が死んだとき嫂(あによめ)をひきつぐこと。また姉妹婚制とは、姉妹そろっておなじ人に嫁にゆく慣行で、これらは北アジアの騎馬民族に一般的に見られる。(これらはかつての母系婿入婚の名残ではないでしょうか。)
匈奴は、王族氏族と婚姻氏族の部族連合体であり、王は王族会議で決定されるが、婚姻氏族の発言力が大きかったとされる。
>他の遊牧・狩猟民族同様に上天・シャーマニズムを信奉した。部族連合体である匈奴の単于(君主の称号)は攣テイ[革是]氏の男子より選出され、婚姻氏族として呼衍・須卜・蘭・丘林氏があり、後に漢の帝室劉氏も加えられた。単于の選出・決定は竜城での王族会議(クリルタイ)でなされたが、相続に明確な規定はなく、年齢・能力のほかに母后の貴賎が重視され、前単于の遺志は殆ど無効だった。リンク
>遊牧民の首長家の婚姻に際しては、嫁入りする妻の実家の遊牧集団を構成する牧民と家畜集団の一部が、妻の家産として新たに夫の遊牧集団に合流するため、母系の発言力が大きくなる。そのため、有力な遊牧集団を背景とした母を持つ後継者でないと、遊牧国家内の広範な支持は得られない。リンク |
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