2007年06月01日

縄文ー古代通信 NO3(19年6月号)

縄文ー古代通信の3回目です。

5月は、縄文関連が多かったですね。縄文時代の土器や海洋技術が多くの方々に取り上げられました。中国文明も毎月コンスタントに追求が続いています。メソポタミアは一気にイスラエルやパレスチナ問題へと広がりました。また、始原人類や世界の文明以前へテーマの広がりが期待されるものも出てきました。それぞれのテーマで、深まりと広がりを見せていますね。

5月(以降)で展開されているテーマの紹介です

■始原人類(洞窟生活、過酷な生活)
■縄文時代の時代観、土器、海洋技術、気候と生産(採集・栽培)、集落、お墓(死生観)
■弥生時代の戦争
■中国文明
■中東(イスラエル、パレスチナ問題)
■その他、遊牧民族の集団・社会統合や無文字社会

今後のテーマの広がりを俯瞰してみます。

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■始原人類

人類が生まれた(ハダカ化した)洞窟 南アフリカ・クラシーズ河口洞窟(第3号)
人骨が示す過酷な生活

文明以前にテーマが広がりました。このテーマは、世界文明 vs 縄文・・・・そして反転がはじまる!?をきっかけとして、世界各地の石器時代の追求につながらないかと期待しています。


■縄文土器

縄文土器:必要だった!⇒貯蔵・煮炊きによって食生活が圧倒的に飛躍した
縄文土器の形・文様の意味~~自分たちの存在や仲間意識を示すマークでは!
火炎土器の国から
燃え上がる?火焔土器の意味
縄文土器に見る雌雄和合の模様
土器の文様は共認を表現したのではないか?
巨大噴火がひき起こした円筒土器文化
縄文土器の文様が中期に多様化したのは...
縄文土器の発明
世界最古の土器☆★☆縄文土器がもたらしたものは

縄文土器については、その魅力的な文様と謎が興味をそそり、最も盛り上がりました。とくに、その起源や製作工程の解明は別の視点から土器の意味を考えるきっかけになりそうです。このテーマについてはこれまで、縄文時代はなんで土器で区分されているの?縄文土器体系化の祖、山内先生のお話縄文人とマムシからの流れがあり、今後、いよいよその使い方や文様の意味について追求が深まることが期待されます。


■縄文の海洋技術

縄文の海洋技術:『縄文時代にも、絶対、日本から黒潮に乗ってアメリカ大陸へ行っていましたよ』
縄文人は、なぜ「海」に可能性を求めたか?
海を渡った縄文人:ワラ算とキープの関連から

これは、年初に盛り上がったテーマですね。過去の投稿は
縄文人の漁業って?教えて!
黒潮に乗って
船泊縄文人の海上ネットワークは交易か?
縄文の海洋技術:自然の注視が可能にした

縄文人の祖先はどこから来たのか、その源流・末裔を探ることで、縄文人にさらに肉薄できるのではないでしょうか。縄文人の贈与の姿は同類闘争をどう止揚したかを解明する上で興味深いですし、南太平洋の風習との類似性などの追求が理解を深めてくれそうです。

その範疇に入りそうなのが、みつこさんの文字がない社会って?!です。


■縄文時代の気候と生産(採集・栽培)

縄文時代、既に農業(稲作)はあったが、普及しなかった訳
『豊かな森の大国』日本列島の気候はどうやって形成されたのか??
西アジアと日本の農耕の歴史の違い

縄文時代の自然観や外圧適応→集団統合の様子をつかむテーマです。人類にとって農業とは何なのか。食糧問題・人口問題を抱える現代に、何かのヒントが得られるかもしれません。

縄文時代の採取生産や農業という視点の関連投稿は

縄文晩期の気候変動が農耕につながった?
縄文時代の海水面、気候変動グラフ
灌漑による集団統合課題の登場☆
縄文の食料庫・どんぐり
縄文:東西-堅果類食料の違い~生活様式の違い
寒冷化により、まず穀物栽培に転換した
農業と文明と環境の関係


■縄文人の死生観

まとめ・・・・お墓の変遷

4月からシリーズとして盛り上がった「お墓」についてtanoさんがまとめてくれています。生と死の問題は、古代文明において重要な位置にあり、かつ、それぞれ違いがあります。同じ地域でも状況が変われば考え方も変わっていきます。

これまでの関連投稿は以下ですが、さらに縄文人にとって病気は致命傷だった!!あたりからのアプローチも面白いかもしれません。

縄文人は死者を恐れたってホント!?
死者を再起させない縄文人
縄文人にとって死は恐怖ではなく悲しみだった。
屈葬とベンガラについて
屈葬とベンガラについて~その2
縄文人にとってお墓とは何だったのか?


■弥生時代の戦争

日本における戦争の起源~戦争の考古学的証拠~

これは、私の投稿ですが、位置づけとしては、「日本の私権国家への道すじ」シリーズの細部を詰める内容のつもりです。いきなり「倭国大乱」では乱暴すぎるし、身分制度や戦争が導入されたとき縄文人はどうなったかが未明なので、そのあたりを埋めていこうとしています。続きはご期待ください。


■中国文明

中国文明【殷】:十干(⇒十二支)は王の称号だった!?
道教~母系氏族社会を源流とした共同体規範

中国文明については、年初よりコンスタントに継続されていますね。主軸は、略奪の玉突きとそれに伴う統合様式の変化、中でも母系から父系への転換は興味深いテーマです。そして、広大な国家の統合。逆に、中国の古代文明は?縄文との関係では興味津々なんですが…。


長江文明の担い手『苗族』が日本に渡来し、稲作文化を伝えた
中国文明~なぜ漢字=表意文字か?超国家を統合するためだった!?
黄河文明は恐怖の人骨文明か !?、ゾゾー・・・
古代中国が一妻多夫制だったって本当?
黄河文明 古代の戦争は呪力と呪力の闘い!?
中国の母系氏族社会
波状的に遊牧民がやってきた古代中国 ~殷(商)・周~
中国文明最古王朝の「商」~市場の起源は支配者の正当化から始まった!
神々の変遷~自然神・・・水の神”龍”
中国の夏王朝はあったのか?
中国文明の王位継承=世襲制とは?
商王朝における信仰観念と支配構造
中国文明~手掛かりとなる史料
古代中国:祖先信仰による支配体制
古代中国:神聖政治から王による政治支配へ
中国針灸の歴史
ラーメン文様の秘密!?
中国と日本の死生観の違いって?
中国文明:支配は食にも及ぶ!?~中華料理の起源とは?


■中東

ユダヤ教とキリスト教とイスラム教
現在のイスラエル建国とパレスチナ問題
パレスチナ問題の根本原因は旧約聖書の中にある!?

メソポタミア文明の「信仰」の流れを汲むテーマですね。
自己中観念に端を発する略奪の歴史を持つ中東。現在の彼らの観念はどのように塗り重ねられ、現在の戦略や思想に反映されているのでしょうか。とはいっても、一気に現在的問題に逝ってしまったので、どなたか古代文明へ引き戻してください(笑)。

シュメール人ってどこから来たのとか、略奪闘争(戦争)はどのように始まったのとかに迫るネタはありませんでしょうかねぇ…。ちなみに過去の関連投稿は以下です。

シュメールってどんなところ?l
武力統合のために「超越神」が必要だった
メソポタミア文明におけるハンムラビ法典の概要。
メソポタミアの文書は初期何に使用されたか
メソポタミア文明:女性の意識
始原の都市=シュメールの都市
神々はついに人間と同じになった!?
神様が時代とともに姿を変えたのは何で?
神々は、敬う存在から民を支配する為に利用される存在に変わった
守護神の格付けと都市間の序列は関係ある?
精霊信仰の変化:カーバ神殿の黒石
王の神格化も段階がある?
人類の起源を語った神話
宗教と観念支配
メソポタミヤの守護神は男優位?
まずは神々の役割に序列を与えた
シュメール人の都市国家統合手法
神様にも人気、不人気があった。
神の位置づけと統治の方法はどんな関係があるのか
法典石碑を建てたハンムラビ王の状況に同化してみる。
イスラエルに起源を探る。
古代イスラエル王国建国まで


■馬の家畜化と騎馬技術

遊牧民族の統合例

これは「馬」シリーズですね。
遊牧民族の騎馬の戦闘力については、3月以来、略奪闘争の玉突き現象と武力・集団統合の高度化の歴史という視点で追求が継続しています。

馬が強大な軍事国家を作り出した。
騎乗技術が遊牧民族を巨大な軍事国家へと後押しした?
馬家畜化の発展には草原が適していた
馬の家畜化により製鉄技術向上と戦争が激化した



さて、前回の通信でHiroshiさんが提案してくれています。

>●世界の巨石文明と太陽信仰・地母神信仰、特に知られているのは、古代ヨーロッパ。ストーンヘンジやマルタ島など、ヨーロッパには未開拓の文明が埋もれたまま。古ヨーロッパ文字というのもあるらしいです。どのような人々が、なぜ?・・・・・どなたか挑戦しませんか?僕も是非挑戦した~い!これは早い者勝ちかも、ってかこれもどなたか興味ある人から行きましょう。

>●そして、当ブログ手付かずのアメリカ大陸の古代文明。この大陸にはマヤ・インカがあるし、最近話題になっているアマゾンの文明や、インディアンの文化など手付かずの分野が目白押しです。この大陸を殆ど根絶やしにした大航海時代のヨーロッパ人の侵略にも興味あるところです。

まだ、挑戦者は現れていないようですね。

石器時代の文明は「縄文」とは兄弟・いとこの関係になると思います。
とりあえず、断片情報でも、参考になるサイトの情報でも、投稿を蓄積していきましょう。
いろんな時代・地域のテーマがあった方が、読むほうも面白いですし、いろいろ共通点やつながりがあったりして、追求も深まるのではないでしょうか。
「縄文」の追求も、勢いが増すのでは、と期待しています。


m162 縄文ー古代通信バックナンバー紹介(下記をクリックしてください)
今年の「縄文ー古代ブログ」を振り返って
縄文ー古代通信 NO1(19年4月号)
縄文ー古代通信 NO2(19年5月号)

投稿者 kumana : 2007年06月01日 19:00

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コメント

いやーーーーすごいの一言。
くまなさん、よくこれだけまとめて頂きました。

連続シリーズで読むとまた読み応えがありそうですね。
改めて過去投稿を読んで気付きコメントを入れていきましょう!

投稿者 tano : 2007年06月02日 01:06

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